無料相談受付・お問い合わせはお気軽にどうぞ。

お知らせ・活動日記

不法行為について

2020/09/29 コラム

今回から少し長いですが不法行為に関する内容です。

民法第709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

故意とは、わざと。
過失とは、自分に落ち度なく。

探偵調査で一番多い不貞行為は709条に当て嵌めて損害賠償請求していきます。
少し難しく言うと不貞行為の相手方も不法行為なので厳密には共同不法行為となります。

とりあえず一旦、不法行為から。
不貞の不法行為の成立要件として法律上保護される法的利益の侵害がなされているかです。
つまり別居して何年も経過した後に不貞行為だからといって相手に不法行為に基づく損害賠償請求をしても、それは既に法律上保護される利益を失ってるので損害賠償請求できません。

御依頼される場合で損害賠償請求する時には必ず打ち合わせ時にお話しください。
探偵費用や弁護士費用を相手からの損害賠償請求をあてにしていた場合、取れる事自体ができない可能性もありますので注意が必要です。